内部通報制度が機能しないときのセクハラ対処法
加害者から慰謝料を取るための実践ガイド
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内部通報制度が機能しないときのセクハラ対処法
加害者から慰謝料を取るための実践ガイド
はじめに
職場でセクハラ被害に遭ったとき、多くの人が最初に頼ろうとするのが企業の「内部通報窓口」です。しかし、勇気を出して通報した結果、待っていたのは「適切な調査」ではなく、担当者からの心ない言葉や、事実上の隠蔽、さらには通報による「職場での孤立」だったというケースは少なくありません。
会社が守ってくれないのであれば、あなた自身が「法」という武器を手に取り、個人の資格で加害者や会社と戦う道が残されています。自らの手で尊厳を取り戻すための戦略的な手順を解説します。
1. 内部通報制度の限界:なぜ会社は助けてくれないのか
- 企業文化と事なかれ主義: 加害者が役職者や優秀な社員である場合、会社は名誉を守るために問題を小さく見積もる傾向があります。
- 報復とプライバシーの欠如: 通報が加害者に漏れ、逆恨みによる嫌がらせや不当な配転が生じるリスクがあります。
- 形式的な調査: 匿名性を謳いながら特定される仕組みや、担当者の教育不足により、実効性のある処分に至らないことが多々あります。
2. 初期対応:反撃のための「証拠」を揃える
将来の示談交渉や訴訟に向けて、客観的な証拠を収集することが不可欠です。
- メール・チャット: スクリーンショットに加え、ヘッダー情報を含めて保存します。
- 録音: 自身の権利を守るための録音は最強の証拠になります。スマホやレコーダーを準備しましょう。
- 被害日記: 5W1H(いつ・どこで・誰が・何を)をその日のうちに詳細に記録してください。
- 相談ログ: 会社側の冷淡な対応もすべて記録し、会社の「安全配慮義務違反」を問う武器にします。
3. 外部支援の活用:行政書士による内容証明郵便
社内で解決できない場合は、社外のプロフェッショナルへ委ねるべきです。
行政書士名義の内容証明の効果
加害者に対し、セクハラの事実を突きつけ、謝罪と慰謝料を正式に要求します。専門家の記名・職印がある書面は、相手に「無視すれば逃げられない」という強烈な心理的プレッシャーを与えます。
加害者に対し、セクハラの事実を突きつけ、謝罪と慰謝料を正式に要求します。専門家の記名・職印がある書面は、相手に「無視すれば逃げられない」という強烈な心理的プレッシャーを与えます。
4. 慰謝料を勝ち取るための実践ステップ
- ステップ1: 証拠を時系列で整理し、不法行為(民法709条等)を特定します。
- ステップ2: 行政書士を通じて内容証明を送付。支払期限と法的措置を宣言します。
- ステップ3: 提示条件をもとに交渉。証拠があれば有利に進められます。
- ステップ4: 解決金受領。口外禁止条項等を含めた「合意書」を締結して勝利を確定させます。
5. 慰謝料の相場と増額させる要因
- 発言・執拗な誘い: 30万〜100万円程度
- 身体的接触: 50万〜200万円程度
- 強要・退職に追い込まれた場合: 200万〜500万円以上
※上司という立場の利用や、会社による隠蔽、心療内科への通院実績などは増額要因となります。
6. 行政書士が作成する「合意書」の重要性
解決時には、将来の蒸し返しを防ぐためのプロの合意書が必要です。
- 清算条項: 今後一切の金銭請求を行わない約束。
- 口外禁止条項: SNS投稿や第三者への口外を禁じる。
- 接触禁止条項: 接近や連絡を禁じ、違約金を定めて安心を確保。
まとめ
セクハラを放置することは、加害者に「許される」という誤った学習をさせ、さらなる被害者を生むことにつながります。専門家のサポートを活用し、適切な証拠をもって戦えば必ず道は開けます。
セクハラを放置することは、加害者に「許される」という誤った学習をさせ、さらなる被害者を生むことにつながります。専門家のサポートを活用し、適切な証拠をもって戦えば必ず道は開けます。
一歩踏み出すことで、解決への道は必ず開けます。
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