退職代行での退職は現実逃避なのか?行政書士がお伝えします

退職代行を利用する人が増えた中、非難する人も増加しているのは確かです。

退職代行を利用すること自体が、現実から目を背け、みずから行動することを辞めたという認識なのでしょう。

逃げるという言葉自体も悪く感じるかもしれません。

ですが、そんな状況など逃げていいんだと思いませんか?

会社で働くとして、健康を損ねるほどの労働を続ける理由がどこにあるのでしょうか。

理由もわからないパワハラなどで、尊厳を踏みにじられることに耐え続けなければいけませんか?

素敵で豊かな才能があるかもしれないのに、生かせない会社に居続ける理由などどこにもないのです。

そんな会社や場所からは、一刻も早く逃げた方がいいのだと思っています。

そこにいて、何かをなすことができるでしょうか?

「何年もいなければ、仕事の何たるかなどなんかわからない」

そういう意見もあるかもしれませんが、そこまで耐えなければいけないですか?

なら逃げて別の場所で活躍すればいいでしょう。

勤続年数など、人生で考えれば意味はないのです。

何年も耐えて見えてくる仕事自体に、大きな意味があるのでしょうか。

それで耐え切れなくなったときに、人生を保証してくれるわけでもないからです。

もし自分一人で逃げ出すのが難しければ、退職代行を含め、専門家の力を借りたらいい。

退職代行の認知が進んできた背景は、恥ずかしいことでも何でもないことだと、誰もが気が付き始めたということではないでしょうか。

確かに退職代行を使って辞めたら、非難する人が出てくるのは確かです。

「退職代行を使って辞めた」「根性がない」「社会人失格」という人が出てきます。

陰口をたたく元同僚も出てくる可能性は否定しません。

おそらくいろいろなところから出てくるでしょう。

ですが、人の噂も七十五日です。

陰口をたたくような人たちが、今後の人生にどれだけの影響を与えるでしょうか?

大したことはないはずですし、そんな人とは縁を切っても問題ないはずです。

いい影響はもらえない。

なら、距離を撮ってしまえばいいのです。

いい方を変えれば、たかだ仕事でしかありません。

プライドや世間的な評価、上司や同僚への恩義・後ろめたさと、自分の命・健康と比べて重いわけはないでしょう。

どちらが大切かなど、誰に聞くこともなく、火を見るより明らかだからです。

「たかが仕事」であると考えれば、そんなことのために命や健康を失う意味はなにもありません。

逃げてたところで、大した問題ではないのです。

元気に生き続けていれば、次の仕事も見つかるでしょう。

現状よりも、はるかにいい環境が待っているかもしれません。

すてきな家族に恵まれたり、打ち込める趣味が出てくるかもしれないのです。

その足かせになるような会社なら、逃げてしまっても誰かに非難されるいわれはありません。

大事なことはこれからの未来です。

暗く陰鬱な未来しか見えない状況であれば、早いところ逃げ出してしまった方がいいに決まっています。