不倫関係の相手と別れたい!ならどうするべきか!

不倫とは、婚姻相手がいる状況のなか、別の相手と関係を持つことです。
正確には配偶者以外の人と交際関係にあることであり、意外と線引きはあいまいだったりします。
ですが、認識としてすでに不倫関係にあるとしたら、もう通常の関係ではないでしょう。
そうなると、別れたいと思ってもスムーズに進められない可能性が出てきます。
しかし、婚姻関係を考えれば、どこかで別れなければいけない。
そんなときにどうしますか?

嫌われることが別れの第一歩

不倫相手と別れる場合には、あえて嫌われる振る舞いも重要です。
相手にとって自分と付き合うメリットがないと認識してもらえば、別れられるかもしれないからです。
意思表示はとても重要な行動になってきます。
相手にとってもこのまま関係を続けていても価値がないと感じさせることが、スムーズな別れにつながるかもしれません。
これは、通常の男女間との違いといっていいでしょう。

連絡はできるだけ減らすこと

別れたいと伝えた後は、ずるずると連絡をしないようにしなければいけません。
着信拒否やLINEはブロックすることが重要です。
せっかく別れを告げたとしても、連絡を続けていると、相手にとってまだ続けられると思いこみます。
勘違いさせることで、問題は解決しにくくなるのです。
連絡手段を断つためにも、電話番号やLINEのIDなどを変更するのもいいでしょう。
関係を断つ、関係を持ちたくないという意思を明確にすることが重要だからです。
これ以上広げたくないという意思を感じ取れば、不倫関係は自然と関係性が希薄になっていきます。

なかなか別れを伝えられない場合、少しずつ連絡の回数を減らすのも方法です。
こちらから連絡を減らせば、相手も自然と連絡を減らす可能性が出てきます。
そのまま自然消滅させられるかもしれないのです。

別れる意思ははっきり伝える

不倫関係の相手と別れる場合、離婚する場合より、はっきりと意志を伝えることが重要です。
回りくどい言い方や思わせぶりの言動は、未練があることが伝わります。
うまく丸め込まれて、ずるずると関係性が続く可能性も十分にあるのです。
これが不倫関係の特徴で、結婚のような契約が存在しないことの影響でもあります。
「相手の配偶者に迷惑をかけてしまうから別れよう」「不倫がばれると仕事を失ってしまう」などといった理由を説明するのは逆効果です。
「本当は別れたくない」「未練が残っている」と判断される可能性が出てきます。
これではうまく別れられません。
このようなケースでは、また違った方法で不倫関係を継続できると考えられてしまうかもしれません。
そうなる前に、未婚のカップルが別れ話をするような別れ方をするとよいでしょう。

不倫相手がストーカーになるケースもある

連絡を絶って明確に別れを告げた後でも、相手が連絡するような場合には、警察や弁護士、また法律事務所などに相談することをおすすめします。
場合によっては別れを告げた後、不倫相手がストーカー化する場合もあるからです。
不法侵入されて犯罪につながる可能性もあります。
大きな被害となる前に、専門家に相談をすることが重要です。
不倫の別れ話をして相手が拒否を続けストーカーのような行動をする場合、警察に相談した方がいいでしょう。

自宅周辺で待ち伏せする、自宅に押し掛ける、許可なくGPSを取り付けるなどの行為は、ストーカー規制法の第2条にあるつきまといに該当します。

「第二条この法律において「つきまとい等」とは、特定の者に対する恋愛感情その他の好意の感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的で、当該特定の者又はその配偶者、直系若しくは同居の親族その他当該特定の者と社会生活において密接な関係を有する者に対し、次の各号のいずれかに掲げる行為をすることをいう。」
引用:e-GOV法令検索

非常に危険な状況ともなりますので、早めに行動しなければいけません。
ストーカー行為は、自分が想像していない行動に出る場合もあるからです。
身に危険が生じる前、これ以上エスカレートさせないためにも、早期の決断が欠かせません。
これは相手のためでもあるあらです。

まとめ

ここまでの説明した方法でどうしても別れられない場合は、転職や遠くに引っ越す決断も必要になってきます。
不倫関係も長くなると、別れにくくなる可能性も否定できません。
情はないと思っても、だんだんと変化してくるのが人間の感情だからです。
そうなれば、当然大きなトラブルにつながります。
別れると決めたのであれば、相手との関係性を絶つような強い意志を持つようにしましょう。

不倫関係を続けている相手に別れを告げ、連絡がつかない状態でも変化がないのならば、早めに専門家に相談するようにしましょう。
長く続けていると精神的に疲れてしまい日常生活や仕事などに影響が出てしまう可能性も十分に考えられます。
不倫相手の配偶者や家族などに迷惑をかけてしまうことになりますので、中途半端にせず、しっかりとけじめをつけることが大切です。