行政書士が教えるパートナーの浮気チェック5選と賢い証拠の使い方
はじめに
最近、夫がおかしい。
浮気でもしてるのかしら?
夫を信じられないと、ショックとストレスで気持ちが張り裂けそうになりますよね。
しかし、どんなに怒りと悲しみに震えてもいきなり問い詰めないでください。
自分にとってベストな未来を選択するために、どんな対策ができるのか落ち着いて考えましょう。
浮気のチェックポイント5選
浮気チェックは、今までとの「差」で判断しましょう。元々あてはまる場合は、浮気の兆候とは言えません。
さっそく見ていきましょう。
1.スマホを肌身離さず持ち歩くようになった
スマホを見る頻度が明らかに増えた。見ながらニヤニヤしている。画面を伏せて置くようになった。LINEの通知をオフにしたり、LINE以外のアプリで連絡を取るようになったりすることもあります。
2.見た目に気をつかうようになった
洋服を買いに行く、下着を新調した、髪型を整えるなど、今まで無頓着だった人が突然おしゃれになったら「格好良い自分を見せたい人がいる」証拠です。
3.意味なく外出するようになった
帰宅後や休日に意味なくコンビニやちょっとした外出をするようになったら、浮気相手と電話をしている可能性があります。
4.残業や出張、飲み会が増えた
予定が突然増えるのも明らかに怪しいですね。
5.聞いてないのに饒舌(じょうぜつ)になる
「昨日の飲み会でこんなことがあった」「来週の土曜は何か予定あるの?」
夫が、聞いてもいないのに飲み会や残業の話を細かく説明するようになったり、あなたの予定を聞いてきたりするのも浮気の可能性が高いです。
浮気が確定したら、どうすべき?
どうやら浮気をしているらしい・・・。
不倫相手とは本気なのか、遊びなのか、一時の気の迷いなのか、すぐにでも問い詰めたいところですが、いったん冷静になってください。
今後のことを決めるのは夫ではなく「あなた」です。
今回は許してやり直すにしても、今後のためにもこのチャンスを逃さず確実な証拠を押さえることをおすすめします。
浮気の証拠の使い方
1.関係修復のきっかけになる
証拠を押さえずに話し合ったとしても、夫は浮気を認めないでしょう。
「俺のことを信じられないのか?」と逆ギレされるかもしれません。
信頼関係が修復しないどころかモヤモヤが残り最悪です。
証拠を押さえると、あなたの本気度が伝わります。
反省して謝罪もするでしょう。
相手と別れる可能性が高まりますし、今後の浮気防止にもなります。
2.夫からの離婚請求が難しくなる
浮気をした夫が離婚を考えている場合、証拠はあなたの武器になります。
あなたがイエスと言わない限り離婚は認められにくくなり、離婚する場合は慰謝料と財産分与で有利になります。
3.あなたから離婚を言い出した時に認められやすい
もしかしたら、いずれ離婚を真剣に考える時がくるかもしれません。
浮気の証拠はその時に使うこともできます。
今のうちに法的に有効な証拠を取っておくのは賢明です。
4.夫と不倫相手の両方に慰謝料請求ができる
離婚をしない場合でも、夫と不倫相手の両方に慰謝料の請求が可能です。
裁判でも使えるような証拠を押さえておけば、あなた次第で便利に使えるのです。
決定的な証拠を手に入れるのは素人には難しい
裁判でも使えるような確実な証拠を自分で集めるのは難しいです。
夫は警戒心が強くなっているため、あなたの様子をよく観察しています。
あなたは今まで通りに接することができていますか?
知らず知らずのうちに不機嫌になっていませんか?不信感を持たれると、浮気相手と会う頻度を抑えるなど、証拠を取りづらくなります。
また、疑っていることがバレたら、証拠が取れないどころかトラブルに発展する可能性もあります。自分で証拠を取るのは難しいと心得てください。
裁判でも使える証拠4選
1.ラブホテルに出入りする写真や動画
打ち合わせにも使えるようなシティホテルの画像は、証拠としては弱いです。
また夫と不倫相手だとはっきりと判別できる画像でないといけないので、夜間の撮影は専用の機材が必要です。
2.SNSのやり取り、音声(肉体関係があったと推定できるもの)
LINEなどのやり取りが表示された夫のスマホ画面を、自分のスマホで撮影できればベストです。
しかしプライバシー侵害にあたるのでおすすめしません。
3.領収書(ラブホテルや旅行先の旅館)
クレジットカードの明細など日付が分かるものはすべて保管しておきましょう。
紙だけでなくデータにしておくと安心です。
4.探偵や興信所が作成した調査報告書
プロは何が証拠になりうるか熟知しているので、一番確実です。
相手の詳細や浮気した日時・場所など、言い逃れができない客観的な報告書を作成してくれます。
まとめ
夫が浮気をしているかもしれないと思ったら、夫に問い詰めたり、相手の女性に直談判したり、感情的な行動を取りたくなるかもしれません。
しかし、気づかないふりをして上手に泳がせて賢く立ち回りましょう。
慰謝料や財産分与で数百万単位で差が出ることがあります。
また、一人で抱えこまず信頼できる人に相談しましょう。
もし、身内や友人があなたの知らないところで夫に助言する可能性があるなら、迷わず専門家に相談してください。