慰謝料請求は行政書士が相談できる?依頼するべきケースをお伝えします!
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行政書士に慰謝料請求を相談出来るケース
行政書士は、事実を証明したり権利義務に関連する書類を作成したりする専門家です。
また、不倫の慰謝料請求においては、示談書や内容証明などの作成は行政書士が対応できます。
行政書士は書類を作成する専門家であることから、相手との交渉や法律に関連する相談はできません。
書類作成のみを依頼する
慰謝料請求に関連する支談書などの作成だけであれば行政書士でも対応できます。
書類を作成しておいて自分で交渉する場合は行政書士に依頼可能です。
相手との交渉をはじめ、慰謝料請求は弁護士に依頼するケースが一般的でしょう。
しかし、すべての対応を弁護士に依頼すると報酬が高くなってしまう可能性があります。
そこで、コストを抑えてなおかつ書類作成だけが必要な場合は行政書士に依頼することがおすすめです。
さまざまなジャンルにおいて特化した行政書士がいる
行政書士によって、得意とする分野が異なります。
慰謝料でも不倫対応や名誉棄損、セクハラなど目的に合わせた行政書士を選ぶことで、解決しやすいような慰謝料請求に関連する書類作成が可能です。
そのため、依頼目的に合わせて実績を確認したうえで行政書士を選ぶようにしましょう。
慰謝料請求で行政書士が対応できないケース
法的な面で相談する場合は弁護士に依頼することをおすすめします。他にも次のようなケースは弁護士に依頼することが一般的です。
- 慰謝料請求裁判の代理人を依頼するケース
- 交渉を任せたいケース
不倫の慰謝料請求で相談までしたいケース
不倫の関連する慰謝料請求をする場合は、弁護士に依頼することがおすすめです。
弁護士であれば、相手との交渉や裁判などを任されます。
行政書士は慰謝料請求の交渉ができません。
しかし、慰謝料の請求書や示談書の作成は行政書士の方が利用されています。
このように、不倫対応であっても目的に合わせて依頼先を選んでください。
慰謝料請求裁判の代理人を依頼するケース
行政書士には慰謝料請求裁判の代理人はできません。
請求が140万円までの場合は認定司法書士が対応できますが、140万円を超える場合は弁護士に依頼すると良いでしょう。
また、簡易裁判所以外での代理権は弁護士しかありません。
そのため、代理で慰謝料請求を依頼したいのであれば弁護士を選ぶことが必要です。
交渉を任せたいケース
慰謝料請求は相手と話し合いをした上で金額を決めます。
弁護士であれば代わりに交渉をしてもらえますが、行政書士に依頼した場合は自分で交渉が必要です。
不倫問題をはじめ慰謝料請求が必要なケースは、訴訟まで進まないで当事者内で任意に解決するケースが少なくありません。
そこで、交渉が不要な場合は行政書士に依頼することが一般的です。
慰謝料請求を行政書士に依頼するケース
慰謝料請求は、行政書士や弁護士などに依頼できます。行政書士に依頼する場合は次のようなケースが挙げられます。
- 裁判所を利用したくないケース
- 費用を抑えたい
裁判所を利用したくないケース
中には裁判所を利用しないで、できるだけ穏便に慰謝料請求を済ませたい場合もあるでしょう。
その場合は、行政書士に依頼することがおすすめです。
慰謝料請求は裁判まで進めずに当事者同士で進める場合もあり、行政書士に依頼するメリットがあります。
費用を抑えたい
行政書士は、弁護士と比べて費用を抑えられます。
行政書士は交渉や法的な相談ができなくても、慰謝料の請求書や示談書等の書類作成においては専門家です。
そのため、費用を抑えて、効果的な慰謝料請求に必要な書類を作る場合は行政書士がおすすめです。