行政書士と弁護士の違いや行政書士に相談するメリット、相談する際の注意点についてお伝えします!

はじめに

何かトラブルが発生した場合、一人で解決するのは難しく、専門家に相談しなければ解決できない場合も多いです。

専門家には弁護士や行政書士などがありますが、どちらに相談すればいいかわからないという方もいるでしょう。

そこでこの記事では、男女問題を例にし、行政書士と弁護士の違いや行政書士に相談するメリット、相談する際の注意点について解説します。

ぜひ参考になりますと幸いです。

行政書士とは?

行政書士は国家資格者で、業務は大きく分けて、書類作成・許認可申請の代理・相談の3つです。

官公署に提出する書類には、会社設立手続きや建設業の営業許可、飲食店の開店許可など多岐にわたります。

行政書士は依頼者に代わって作成が難しい書類を作成し、申請手続きを行います。

また、権利義務に関する書類(相続関係や契約書関係)や事実証明に関する書類(会社関係や会計・調査関連)の作成も行政書士の業務の1つです。

男女問題に関する行政書士の業務としては、離婚協議書や婚姻費用分担調停の申立書、DV被害者支援の書類作成などがあります。

男女問題はプライベートな問題なので、行政書士には厳重な守秘義務が課されています。

男女問題で悩む依頼者に寄り添い、法的観点からアドバイスや書類作成のサポートを行うのが行政書士の役割です。

行政書士と弁護士の違い

弁護士は、法律相談・裁判・交渉・契約書作成など、法律事務全般を扱う法律のプロフェッショナルです。

一方、行政書士は行政書士法で定められた範囲内での業務を行うため、業務範囲は弁護士と比べると限られています。

特に、当事者間で明確な争いがある場合は、行政書士は法律事務を取り扱うことができません。

この「争い」の定義はさまざまな学説の対立があり、一概にいえません。

弁護士に相談、依頼すると、少なくない費用がかかることが大半ですので、トラブル解決コストを抑えたい場合は、まずは行政書士から相談することもご検討ください、

トラブルの内容が複雑の場合は、弁護士に相談しましょう。

弁護士は法律相談に制限がなく、依頼者の状況を把握した上で、最適な解決方法を提案できます。

また、交渉や裁判の実務経験も豊富な場合がほとんどです。

男女問題においても、行政書士は書類作成のサポートはできますが、法律相談は行えません。

離婚調停や訴訟の代理も弁護士のみに認められた業務です。

男女問題で行政書士に相談できる具体的な内容

男女問題で行政書士に相談できる内容は以下の通りです。

  • 婚姻関係の悩み:離婚や別居に関する協議書や公正証書の作成サポート
  • 不倫や浮気の慰謝料請求:示談書や内容証明の準備
  • ストーカー被害やDV被害:刑事告訴状等の作成
  • 子供の養育費:取り決めに必要な書類の作成

男女問題は法的な視点だけでなく、依頼者の心情に寄り添った対応が求められます。

行政書士は法律の専門家として、適切な書面を作成することで、依頼者が抱える男女問題の解決をサポートします。

デリケートな問題だからこそ、専門家に相談することで、解決への一歩を踏み出せるでしょう。

行政書士に相談するメリット

行政書士に相談するメリットは以下の通りです。

  • 気軽に相談できる
  • 各種手続きや書類作成を任せられる
  • 時間の節約やストレスの軽減につながる

行政書士は身近な法律専門家として、気軽に相談できる存在です。

弁護士と比べて敷居が低く、報酬も比較的リーズナブルなため、初期段階での相談がしやすいのが特徴です。

また、行政書士の主な業務は各種手続きや書類作成です。

書類作成から申請手続きまで、ワンストップでサポートを受けられるのも大きなメリットといえるでしょう。

さらに煩雑な手続きを行政書士に任せることで、時間の節約やストレスの軽減につながります。

行政書士に相談する際の注意点

相談する際は、信頼できる行政書士を選ぶことが重要です。

男女問題はプライベートな内容を含むため、依頼者の立場に立って親身になって対応してくれる行政書士を選びましょう。

事務所の口コミ・評判や、行政書士自身の経験・専門分野なども確認しておくと安心です。

また、相談内容を事前にまとめておくことも大切です。

  • 悩みの内容
  • 依頼したい事項
  • 希望する解決方法
  • 予算

上記のポイントを整理しておくと、行政書士とのコミュニケーションがスムーズになります。

さらに、相談の際は必要書類を準備しておくことをおすすめします。

離婚協議書や内容証明の作成を依頼する場合、戸籍謄本や財産関係の資料などが必要になる場合があります。事前に準備を整えておけば、手続きがスピーディーに進められるでしょう。

加えて、相談費用についても事前に確認しておきましょう。

料金体系は事務所によって異なるため、見積もりを取っておくと安心です。

まとめ

本ページでは、男女問題を例に挙げ弁護士と行政書士の違いについてご紹介させていただきました。

トラブルの解決には、膨大な時間とエネルギーが必要になることもあります。

信頼できる行政書士を選び、十分なコミュニケーションを取ることで、円滑に問題解決へと導いてもらえるはずです。一人で悩まずに、まずは相談から始めましょう!