いじめ・いやがらせ等のトラブルが発生した場合は、早めに専門家に相談し、解決しよう!

はじめに

こんにちは、東京深川行政書士事務所です。

弊所では、学校や学習塾等で発生したトラブルに関するご相談をよくいただきます。

外で発生したトラブルは、親の目が届かないこともあり、いざトラブルが発生した場合に、事実を把握し、迅速に解決するのがとても大変です。

特に、中学生や高校生の場合、インターネットを組み合わせたいじめも散見され、一度遭遇すると、対応がとても大変です。

万が一トラブルが発生したら、どのような対応をすれば良いのでしょうか。

よくある事例

  • LINE、SNSを介して、個人を攻撃する投稿、書き込み
  • グループLINEを用いた嫌がらせ
  • 不適切な写真の撮影、公開

対応方法

まずは、事実確認をすることが必要です。

誰から、どんなことをされたのか。

まずは当事者の言い分を確認し、客観的に証明できる証拠等がないかを確認します。

インターネットを介したトラブルは、特に未成年が当事者の場合は、証拠が残っていることが多く、消される前に証拠を保全することが必要です。

ある程度証拠が集まったら、すぐに弁護士や行政書士などの専門家に相談し、どのような証拠が必要か、相手に対して損害賠償や警告を行う場合に、どのような方法が適切かを考えます。

その際、どこまで厳しい対応が必要かは、トラブルの程度や、調査にかかった工数等を勘案し、総合的に決定します。

比較的な軽微な事案である場合は、まずは内容証明郵便の作成し、通知することをお勧めします。

行政書士に作成を依頼すると、数万円程度で作成してもらえます。

内容証明郵便を送付し、相手から誠実な対応が返ってきた場合は、実際に当事者間でお会いし、解決に向けた話し合いを行います。

話し合いが円滑に進む場合は、示談書等の書類を作成し、今後同様のトラブルが発生しないような条項を盛り込みます。

このような示談書を作成する場合も、個人間で作成せず、行政書士や弁護士といった専門家に相談することをお勧めします。

相手が全く話し合いに応じない場合や、話し合いは成立するものの、諸条件が折り合わないような場合は、弁護士に依頼し、交渉に対応してもらいます。

筆者もかつて、さまざまなトラブルの対応を経験しておりますが、誠実に対応してくれる相手方もいれば、まったく話が通じず、むしろ暴言を浴びせてくる相手方もいます。

内容証明郵便を送付したからといって、必ずしも話が円滑に進むとは限らない点は注意が必要です。

専門家に相談する時のコツ

トラブルの発生に巻き込まれてしまった場合は、まずは客観的な証拠となり得るものを可能な限り集めてください。

そして、時系列に直し、専門家に依頼する際に、短時間で理解してもらえるよう、整理しておくことが望ましいです。

この2点を事前にしておくだけで、専門家との初回の相談はとても円滑に進みます。

学校や塾に連絡するべきか

学校や学習塾に通っている方とトラブルが発生した場合、相談するかどうかご質問をいただく場合もありますが、事案によって、すぐに相談するかどうかの判断が分かれます。

日頃から学校や塾とコミュニケーションが取れており、関係が円滑な場合は、速やかに対応してくれることがありますが、学校や塾と普段やり取りしていないと、すぐに対応してくれないこともあります。

学校によっては、全く対応してくれないどころか、とても非協力的な学校さえあります。

この辺りの対応方は、事案によって本当に異なるため、専門家と十分に打ち合わせを行い、対応方針を定める必要があります。

まとめ

本ページでは、学校の同級生間で発生したトラブルについて、ご紹介させていただきました。

万が一ご自身の子供がトラブルに巻き込まれてしまったら、被害が拡大しないためにも、

1 迅速に対応し、早めに法律の専門家に相談する

2 場合によって、学校ともコミュニケーションを取る

の二点に気を付けてください。

トラブルが発生した場合、加害者側の情報が必要になることもあります。

その際、お子様と親しくしている友達の保護者からの情報がとても重要になることがあります。

日頃から、保護者間コミュニケーションを大事にしていただけますと幸いです。

また、トラブルは発生した場合は、発生しかけた場合は、早めに専門家に相談することが必要です。

弊所は、LINEでお気軽にお問い合わせできますので、何かお困りの場合は、遠慮なくお申し付けください!